ZOOM講演会 「熊野英一の勇気づけ子育て法」 Q&A

     

Q1

こんにちは。今日は、有意義な時間をどうもありがとうございました。
数年前に、坪田信貴さんの講演で目から鱗がポロポロこぼれ猛省して母親としての在り方を見直して、今回ZOOMで熊野英一さんのお話を聴かせていただき、とてもわかりやすく、息子の勇気がりんりん湧いて鬼退治にでも送り出せたら、幸いです。
来年度は役員では無く、平会員ですが、また講演を聞けたら嬉しいです。
コロナ禍で、大変な中こんな機会をいただきありがとうございました。


     

A1

こちらこそ、ご参加ありがとうございました。
「勇気がりんりん湧いて」という表現、楽しい感じがしました。
そうです。「勇気づけ」は、親や先生が、元気のない子を「無理矢理元気にしようとする、操作」ではないのです。
子どもに共感する。
つまり、子どもの目で見て、子どもの耳で聴いて、子どものココロで感じる。
というインタビューを繰り返す。
子どもの存在そのものを、マルっと受け入れ、その存在に感謝を言葉と態度で示す。
そして子どもを信じて見守る。
このような関わりを、結果を求めずに繰り返していくうちに、
子どもが自然に「勇気がりんりん湧いて出てきちゃう」と、感じられるようになる、かもしれない。
ということですね!
桃太郎は自分の意思で、鬼退治に行くことを決意したのですね!笑


     

Q2

本日は、講演ありがとうございました。
4人の子どもの母親をしております。
子どもたちが自立できる人になってくれることを願って育児をしていますが、私自身の感情のコントロールがうまくいかず、頭ではわかっていても、感情に負けてしまうことが多々あります。(子どもに自分のストレスをぶつけていると感じている)
そういう時の切り替え方、対処法のアドバイスがありましたら教えてください。
自分に優しくするとか、自分を好きになるということがなかなか難しいと感じています。


     

A2

講演にご参加ありがとうございました。
私が講演の中でお話した、アンガーマネジメント、怒りの感情のカラクリをかなり「頭では理解」できているように受けとりました!
でも、わかっていても、つい!
怒りを「(自分の意思で瞬間的に選択して)使って」いるんですね。
あなたに「わかってほしい」気持ちを伝えるために…
これまで、何万回と繰り返している、クセですから、すぐに直すのは誰でも難しいです(かく言う私も、いまだにブチ切れること、たまにあります!笑)
「あ!また、怒りを使って、気持ちを分かろうとしてもらおうとしちゃった~」と気づいたら、相手が誰であっても、すぐに素直に謝りましょう。
この際、勝ち負けはどうでも良いのです。手放してください。
プライドが許さない?
そんなことありません。
もし、あなたに少しでもプライドがあるなら、「ワタシは、大人のマナーを守れる人だ」というプライドを持って、誠意を持って、自らの言動の過ちを認め、謝ってください。
ただし、謝罪すべきは、その「怒りを使った、という作戦」について、であり、その手前にある、あなたの一次感情(残念、心配、寂しい、悲しい、など)は大切に、それを自己否定することなく、素直に湧き出てきたその一次感情を穏やかに伝え直してみましょう!


     

Q3

大変貴重な時間をありがとうございました。
今回のお話を聴き、2人の子の母として耳が痛くなったり、また楽しく笑ったりと、素敵なお時間をありがとうございました。
講演を聴いたあと、昼食の際、子どもたちが1つ残ったナゲットをどちらが食べるのか、ケンカを始めました。「他者の問題を取ってしまわない」ということでしたので、子どもたちに決めてもらうよう促しました。昼食では決着が付かず、冷蔵庫に残し、夕飯まで問題を持ち越しました。
夕飯でも長く揉めて、ついに下の子が泣きながら「○○(上の子の名前)、食べていいよ…」と言い、上の子が一口食べました。上の子も食べたものの、今度は上の子が下の子に残ったナゲットを渡し、問題は解決しました。
親が最初から割って入り、強引に「半分にすれば良い!」と言って解決してしまうのと、今回のプロセスを踏んだのでは、やはり違うように思いました。今後、子どもたちは同じ場面になったら、自分たちからすんなり半分にする、と言えるのではないでしょうか。
自身をつけるには、時間をかけて失敗して、自分で考えて答えを得るという経験が良いようですね。国土が狭く資源もない日本、合理主義の日本人がなぜ自己肯定感が低いのか、少し分かった気がします。ありがとうございました。


     

A3

講演会ご参加いただき、ありがとうございました。
そして、講演者として何より嬉しいのは、こうして、早速、講演からの学びを実践してくださったことです!
課題の分離→からの!信じて、見守る!
バッチリですね!
今回のように、すぐにうまく行くときもあります。
また、うまくいかないときもあります!笑
相手の言動を操作しない!のですから、
当然、結果がどうなるか?
については、潔く手放して、長期的な視点で見守るしかないんです。
でも、人間の長い歴史の中で、
子どもは、共感と信頼で他者と関わる経験を積み重ね、
少しずつ、共同体感覚を身に付ければ、
遅かれ早かれ、その子らしいペースで、その子らしく自立に向かって成長していく
ことは、証明されています。
だから、しのごのいわずに!笑
子どもを信じて、楽しく穏やかな時間を過ごしてみてください。
子育て真っ最中は、ほんとにたいへん!
でも、同時に、
子育ては、あっという間に終わってしまい、
子どもが大人になったら、小さい頃がとても懐かしくなります。
皆さんの、それぞれも「今」を、大切に!


ご視聴頂いた皆様ありがとうございました。
より詳しい情報を知りたい方は活動紹介をご参照ください。
また、どこかの機会でお会いしましょうー!